葬儀が終わった後も、半年位はバタバタしますが、遺族として最後までやり遂げることが大事です。死亡届などの諸手続きに始まり、葬儀社への費用の返済もあります。世話役から香典や会葬者名簿、現金出納帳などを受け取り、香典返しや挨拶回りの準備に活用します。
早い段階で相続税の控除対象になる明細、金額の整理を行っておくことも大事です。通夜から一貫しての式費用の支払いは、請求書が届くため、見積もりと比較してから支払います。その後にやることはお礼回りや通知を送ることです。
葬儀を知らせなかった関係者に対し、死亡通知を送る手配が必要で、故人の年賀状などを確認しながら、遅くならないうちに発送しますが、お別れ会などへの案内があれば、急な訃報で参列出来なかった方にも配慮できます。
さらに本位牌を49日までに用意し、墓や仏壇などを準備、老衰で亡くなられた場合には年金受給の停止、年金の代わりに遺族年金の申請も必要です。遺言と認めらそうな物、例えば、金庫や自筆のエンディングノートを見つけた場合、家庭裁判所で認定を受ける必要も生じます。遺言書の存在もあれば、弁護士とのコンタクトが必要にもなります。他にも、仏教では故人の供養のために、7日ごとにお経をあげる追善供養を行うこともあり、読経をしてもらい、焼香と精進落としを行うのが一般的です。